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麻雀得点計算法

麻雀のルールは世界各地で異なりますが、ワールドシリーズオブ麻雀では、国際麻雀競技用システム「ワールドシリーズオブ麻雀得点計算法」を採用します。この得点計算法は、この大会のルール担当および審判を務める、香港の麻雀研究家關兆豪(アラン・クヮン)が開発した、元「中庸麻雀得点計算法」と呼ばれるもので、ルールが簡潔で覚えやすい上、競技性が高く、どの国の選手にも公平なシステムです。

中庸麻雀得点計算法 (v3.0)

基本規則

  1. 和了者だけが得点を計算し、「得点授受法」に従って他の三家から得点をもらう。
  2. 「中庸(v3.0)」の44の「役」(中国語では「和種」)は下記のルールで記され、和了の手が役の条件を満たせば、役の得点を得る。
  3. 役は種類と系列に分かれる。役の番号の一番目の数字は役の種類を表し、二番目の数字は(その種類内の)系列を表す。例えば 3.3 は「字牌類」の「四喜系列」を表す。
  4. 複合役加算規則: 手が複数の役の条件を満たした場合、基本的にそれぞれの役の得点を加算法で合計し、手の得点を割り出す。(「翻」の掛け算はしない。)ただし同じ系列の役は一個だけを一回だけ数えられる。(3.1の翻牌は例外で、翻牌の刻子は一つにつき10点加算できる。)異なる系列の役は例外なく複合できる。例えば「四暗刻」の手は必ず「門前清」と「對對和」も含まれるので、必ず 115+5+40=160 点以上になる。
  5. 翻縛り無し:和了形にさえ合えば、役がなくても和ることができる。「中庸」に和底はなく、役の点数だけが手の得点になる。ただ役のない手(俗に「チキンハンド」という)は1点とする。
  6. 満貫:320点で「満貫」になる。複数の(320点未満の)役で合計320点以上の場合は「数え満貫」と呼び、320点の手とする。 320点以上と記される(単一の)役を達成した場合は「役満貫」と呼び、手の一番高い役のみ(一つの役だけ)数えられる。
  7. 門前インフレなし:ほとんどの役は門前に限定されることなく、鳴いても役の点数は減らない。

得点授受法

  1. 固定得点原則:和了者の総計得点は手役の内容のみで決定され、自摸でもロン和でも総計得点は変わらない。(自摸により得点が跳ね上がることはない。)この「得点授受法」は、その固定な得点を三家がどの比率で払うかを規定する。
  2. 中庸競技制を用い、和了者の総計得点は常に手役の点数の3倍とする。
  3. 自摸で各家払い:自摸和の場合、責任者はないものとする。責任者がいない場合は各家払いで、各家は手役の点数の1倍を払う。
  4. 高い手は放銃者の責任:ロン和の場合、通常は放銃者が責任者になる。 30点を標準点とし、30点以下の小さい手は責任者に関係なく各家払いで、各家は手役の点数の1倍を払う。 30点以上の高い手では、まず各家が30点を払い、責任者は残り分を全部払う。例えば70点の手では、他の二家が30点ずつ払い、責任者は残り分の150点を払って、和了者は合計210点(70点の3倍)の収入を得る。
  5. 同巡内免責規定:ロン和のとき、和了者の最後の捨牌から(その捨牌を含む)放銃まで、他家が和了牌と同じ牌(いわゆる「現物」のみ)を先に捨てた場合、放銃者は責任者にはならない。和了者の最後の捨牌がその牌ならば、責任者はいないものとする。それ以外ならば、同巡内(和了者の最後の捨牌の後)に最初にその牌を捨てた者が責任者となる。

「中庸」の役

44の役は10種類に分かれる。

1.0 門斷平

1.1 平和 :5点

手に順子四つで、刻子/槓子は無い。
(雀頭、待ち型、門前は不問。)

1.2 門前清 :5点

和るまで吃、碰、明槓をしない。ロン和、暗槓は可。

1.3 断么九 :5点

手は中張数牌(2~8)のみで構成され、么九、字牌は無い。

2.0 一色類

2.1.1 混一色 :40点

手は一色の数牌と字牌のみで構成される。

2.1.2 清一色 :100点

手は一色の数牌のみで構成される。

2.2 九蓮宝灯 :480点

九面待ちの手。手の中に一色の「1112345678999」を持っていて、最後にその一色のどれかの牌で和る。
(「九蓮宝灯自摸規則」にも参照。)

3.0 字牌類

3.1 翻牌 :一組ごと10点

門風(自風)、三元牌の刻子/槓子。
注意:「中庸」では場風を認めない。

3.2.1 小三元 :40点

三元牌の刻子/槓子二つに三元牌の雀頭。
例: 白白白, 中中中,發發(雀頭)
(三元牌の刻子×2も数えられるので、必ず 40+10+10=60 点以上になる。)

3.2.2 大三元 :130点

三元牌の刻子/槓子三つ。
白白白,發發發,中中中
(三元牌の刻子×3も数えられるので、必ず 130+10+10+10=160 点以上になる。)

3.3.1 小三風 :25点

風牌の刻子/槓子二つに風牌の雀頭
例: 西西西,北北北,東東(雀頭)

3.3.2 大三風 :120点

風牌の刻子/槓子三つ。
例: 東東東,南南南,北北北

3.3.3 小四喜 :320点

風牌の刻子/槓子三つに風牌の雀頭。
例: 東東東,西西西,北北北,南南(雀頭)

3.3.4 大四喜 :400点

風牌の刻子/槓子四つ。
東東東,南南南,西西西,北北北

3.4 字一色 :320点

手は字牌のみで構成される。

4.0 刻槓類

4.1 対々和 :40点

手に刻子/槓子四つで、順子は無い。

4.2.1 二暗刻 :5点

手には暗刻/暗槓が二つ含まれる。

4.2.2 三暗刻 :25点

手には暗刻/暗槓が三つ含まれる。

4.2.3 四暗刻 :115点

手には暗刻/暗槓が四つ含まれる。

4.3.1 一槓子 :5点

手には槓子が一つ含まれる。(明槓、暗槓は不問。以下同。)

4.3.2 二槓子 :20点

手には槓子が二つ含まれる。

4.3.3 三槓子 :120点

手には槓子が三つ含まれる。

4.3.4 四槓子 :480点

手には槓子が四つ含まれる。

5.0 一色同順類

(注意:「中庸」では、一般高などは門前に限定されることはない。)

5.1.1 一般高 :10点

一色で同じ数の順子二つ。
日本では当て字で「一盃口」と書かれるが、ここでは「一般高」を 公式的な書き方と規定    する。)
例: 3筒4筒5筒, 3筒4筒5筒

5.1.2 兩般高 :55点

手に「一般高」を二セット含む。
例: 3筒4筒5筒, 3筒4筒5筒,7萬8萬9萬,7萬8萬9萬

5.1.3 一色三同順 :120点

一色で同じ数の順子三つ。
例: 3筒4筒5筒, 3筒4筒5筒, 3筒4筒5筒

5.1.4 一色四同順 :480点

一色で同じ数の順子四つ。
例: 3筒4筒5筒, 3筒4筒5筒 ,3筒4筒5筒, 3筒4筒5筒

6.0 三色類

6.1 三色同順 :35点

三色で同じ数の順子三つ。
例: 3筒4筒5筒, 3索4索5索, 3萬4萬5萬

6.2.1 三色小同刻 :25点

三色で同じ数の刻子/槓子二つと雀頭。
例: 4筒4筒4筒, 4萬4萬4萬, 4索4索(雀頭)

6.2.2 三色同刻 :120点

三色で同じ数の刻子/槓子三つ。
例: 4筒4筒4筒, 4萬4萬4萬, 4索4索4索

7.0 連続類

7.1 一気通貫 :40点

一色の「123」「456」「789」の三つの順子。
例: 1萬2萬3萬, 4萬5萬6萬, 7萬8萬9萬

7.2.1 三連刻 :100点

一色で三つの連続した数の刻子/槓子。
例: 4萬4萬4萬, 5萬5萬5萬, 6萬6萬6萬

7.2.2 四連刻 :200点

一色で四つの連続した数の刻子/槓子。
例: 4萬4萬4萬, 5萬5萬5萬, 6萬6萬6萬, 7萬7萬7萬

8.0 么九類

8.1.1 混全帶么 :40点

    4組の牌と雀頭それぞれに么九牌或いは字牌が含まれる。(略して「チャンタ」と読まれる。)

    例: 1索1索1索,1萬2萬3萬,7筒8筒9筒,中中中,9萬9萬

8.1.2 純全帶么 :50点

    4組の牌と雀頭それぞれに么九数牌が含まれる。
    例: 1索2索3索, 1萬1萬1萬,7萬8萬9萬, 9筒9筒9筒,1索1索

8.1.3 混么九 :100点

    即ち「混老頭」。手は么九牌と字牌のみで構成される。
    例: 9索9索9索,1萬1萬1萬,西西西,發發發,1筒1筒

8.1.4 清么九 :400点

    即ち「清老頭」。手は么九数牌のみで構成される。
    
例: 1索1索1索,9萬9萬9萬,1筒1筒1筒,9筒9筒9筒,9索9索

珍しい和り方でラッキーボーナス。

9.1.1 海底撈月 :10点

「海底牌」(牌山の最後の自摸牌)で和る。

9.1.2 河底撈魚 :10点

「河底牌」(海底牌を引いた人の最後の捨牌)でロン和。

9.2 嶺上開花 :15点

「嶺上牌」(槓した時で引く牌)で自摸和。
(嶺上牌は海底牌でもある場合、両方も数えられる。)

9.3 搶槓 :15点

「搶槓」(他家が「小明槓」した時、その槓した牌)で和る。

9.4.1 天和 :320点

東家の14枚の配牌で和る。
(東家の暗槓で無効。)

9.4.2 地和 :320点

散家の13枚の配牌で聴牌し、東家の初めての捨牌で和る。
東家の暗槓で無効。

10.0 特殊和了形

「基本和了形」(4組の牌と雀頭の対子)以外の和了形。

10.1 十三么九 :320点

「国士無双」とも呼ぶ。十三種類の么九と字牌の中に1種類の対子と、他の12種類を一枚ずつで構成する手。

 

10.2 七対子 :25点

七つの対子で構成する手。
例: 2索2索,6萬6萬,1筒1筒,7筒7筒,白白,西西,北北
4枚同じの牌は槓しない限り二つの対子として扱える。
七対子は刻子、槓子、順子を条件とする役とは複合できない。そういう条件のない役とは複合できる。
(七対子の手は必ず「門前清」で、必ず 25+5=30 点以上になる。)

 

 

 

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